2022年夏、電通東日本「アワードプロジェクトチーム」が青森の「ほたての貝殻問題」に注目。課題解決のため、貝殻を粉末化した「ほたてパウダー」の洗浄・殺菌などの万能効果に着目し、アップサイクル事業のアイディアをクライアントに自主提案。クライアントがもともと持っていたアップサイクル事業への熱い夢と提案がマッチ。新事業開発のため、電通東日本「新事業創造チーム」も参画し、2つのチームがタッグを組んでプロジェクトが始動。BP、クリエーティブ、ストラテジックプランニング、アクティベーションなど、部門の垣根を超えて一丸となって挑んだ。
ほたて観を変えてゆけ
青森のほたて養殖・加工会社「山神」の、ブランディングから、新事業開発までを担当。
電通東日本の2つのプロジェクトチームがタッグを組んで挑んだ、社内横断プロジェクト。
始まりは、ほたての貝殻のアップサイクル事業の自主提案
ブランディング、新事業の核となるキャッチコピー/キービジュアル開発
チームの取り組みは、山神の企業精神と熱い想いを伝えたキャッチコピー「ほたて観を変えてゆけ」を立案することからスタート。このコピーを基軸にしたクリエーティブディレクションを行い、ビジュアル、動画、サイトを一新。キービジュアルは、山神の未知の領域に挑むフロンティア精神のシンボルとするべく、「今まで誰も見たことがないほたての姿」をビジュアル化。大胆なビジュアルとキャッチコピーが、山神のこれから進む方向性を示す道標となった。
新事業のプラットフォームの立ち上げと新製品開発
核となるクリエーティブをしっかりと確立し、ブレない軸を作った上で、ほたての貝殻のアップサイクル事業を継続して続けるためのプラットフォーム「SHELL CYCLE PROJECT」を立ち上げる。このプロジェクトの傘のもと、ほたて貝殻パウダーを使った万能洗剤「ホタテノセンザイノウリョク」が誕生。電通東日本は、プロジェクトの全体プロデュース、ネーミング、パッケージデザインを行った。
クライアントの夢に寄り添った挑戦は続く
SHELL CYCLE PROJECTは今後も継続し現在新製品を開発中。ほたての貝殻の新たなアップサイクル事業を、ビジネス/マーケティング視点で分析を行い、AX/BX/CX/DXの一気通貫したパートナーとしてクライアントと並走。さらに電通東日本の支社間での共同作業も行い、地域を超えたクライアントを結びつけ、ブランドコラボによる新事業立案の道も探る。「青森の陸奥湾から業界の常識を覆し続けたい」というクライアントの夢に寄り添い、電通東日本も広告の垣根を超えた挑戦を続けていく。
※事例紹介として記事を作成しているため、クライアント名の敬称を省略させていただいております。