兼松株式会社
気候変動対策事業課


YASUSHI
HASHIOKA

電通東日本
新事業創造チーム


YUU
IIDA

兼松株式会社
航空宇宙部


ATSUSHI
TAKATA

兼松株式会社
食品素材部


TAKAAKI
YAMAMOTO

総合商社 × 総合広告会社の新たな価値創造について語る

「兼松株式会社」は、1889年創業の老舗商社。
時代の流れとともに様々な分野に事業を拡大し、総合商社として発展してきました。創業者が大切にしていた開拓者精神や、国際社会のために貢献するという「志」を受け継ぎながら、長い歴史の中で国際社会や経済環境の変化に柔軟に対応し、幾多の困難も乗り越え、形を変えながら現在に至っています。
兼松株式会社と電通東日本は、「総合商社と総合広告会社」どちらもクライアントの要望をカタチにするため、海を越え、広告の枠を超え、アイディアやコミュニケーションの力で様々な企業のサポートをしている業種です。
そんな2社がこれからの未来に向けてどんな挑戦をしているのか、兼松で新規事業開拓を進める社員の皆さんと、電通東日本の新事業創造チームで活躍されている飯田さんに話をお伺いしました。

現在の所属と業務内容を教えてください

IIDA
「電通東日本のエリア内でも新規事業のニーズが高まり、2021年7月に社内横断チームとして新事業創造チームを立ち上げました。その部署名が示す通り、クライアントの新規事業創造のお手伝いや我々がプラットフォームとなる新たな価値の創出が役割であり、既存の業務に縛られないジャンルや業務への挑戦が使命です。いつかは『電通って昔、広告もやってたらしいよ!』と言われるくらいを目指す、そんな勢いで新規事業に関わっています。」
TAKATA
「社会人になって11年、ずっと宇宙事業に関わっています。配属は航空宇宙部で、宇宙機器や部品の輸入する分野です。宇宙ステーションを作るベンチャー企業とのやり取りをはじめ、地球低軌道のマイクログラビティ、つまり重力が微小な環境で面白いことをやろう!というプロジェクトを立上げました。例えば、無重力状態での微生物の影響を調べたり、新薬の開発研究に利用したり…などですね。」
YAMAMOTO
「入社10年、食品大豆一筋。アメリカやカナダで大豆を買い付けて、日本国内の食用大豆製品製造メーカーに納品する仕事をしています。日本を支えてきた伝統的な食品が中心となる中で、リブランディングされる頻度が少なく、どうしても価格競争に陥りがちな市場環境にあります。そこで、値段だけではない勝負軸として、新しい価値を生み出し提供する『マーケティング大豆』を飯田さんと一緒に考えたりしています。業界を活性化したい!その願いを、電通東日本と一緒に実現するためにタッグを組んでいます。」
HASHIOKA
「気候変動対策事業の部署で、地球温暖化などを防ぐGX(グリーントランスフォーメーション)事業の推進担当をしています。兼松グループにおける環境改善に寄与する事業創出を促進するとともに、自分の課の新規事業としてリサイクル推進を進めています。実は、『新規事業にもっと力を入れませんか!』と若手中心の有志サークルを立ち上げ、コアメンバーとして一緒に活動してくれているのが、今日この場にいる高田と山本です。
総合商社という仕事の特性上、他の部門でどんなことをやっているのか見えにくく、
少し前までは新規事業のアイディアがあっても、自分の部署の範囲内で考えているだけになっていました。私たちが立ち上げた「新規事業サークル」が大きな渦の中心となり、「新規事業をやろう!」という会社の方針にマッチしたため、新規事業推進の一躍になったと自負しています。」

なぜ、皆さんは新規事業への取り組みをはじめたのですか?

TAKATA
「『時代の変化は早い。戦後の日本を支え、今の兼松を作った先輩たちと同じ仕事をしているだけでは未来はない。事業の成長と継続にはイノベーションが不可欠だ』と現社長が、新規事業への挑戦という号令をかけたのが新規事業に取り組むきっかけになりました。」
IIDA
「現代は、様々な発信を個人単位でもできるようになり、広告会社として従前では優位と思われてきた市場が変化しつつあります。社の成長には挑戦が不可欠であり、弊社内でも新規事業に乗り出そう! という機運が高まり、チームが立ち上がりました。兼松さんとは過渡期にいる同士だからこそのシンパシーを感じ、今回のコラボレーションの実現に至りました。」
HASHIOKA
「例えば、酪農業者さんに『牛のゲップが温暖化につながるから対策をしてください』とお願いしても簡単には頷いてもらえないですよね。ですが、ひと手間、ふた手間かかってもそれが、商品の付加価値や利益につながるのなら、話は変わります。そういう糸口を新規事業という新しい取り組みから見つけていきたいと感じて始めました。

今実際に電通さんと取り組んでいるものの1つに、弊社の取引先である、ブラジルのダテーラコーヒー農園の事例が挙げられます。この農園は、環境負荷軽減への取り組みを表す『レインフォレスト・アライアンス』をブラジルで初めて取得した、サステナブルコーヒーの先駆的農園です。その価値を広く認めてもらえるような活動に取り組んでいます。
1杯のコーヒーがサステナビリティへの賛同になり、農園への応援にもなる。
それは、我々だからできる環境改善活動の1つかなと思います。」

広告会社とのパートナーシップならではの面白さって何かありますか?

YAMAMOTO
「実は最初、広告の相談をしたくてお話を伺いました。「豆腐を活用した宣伝」について話を持ちかけたところ、もっと面白いことしませんか? と提案してくれて…自分の場合、大豆から連想するのは「食」です。ですが、飯田さんは建築資材や化粧品といった分野も大豆から連想できるんです。詳しくは言えないですが、大豆の専門家からは出てこない発想でいろんな角度の解を導き出すのは、一緒に仕事をしていて楽しいですね。」
TAKATA
「私は平成元年生まれ。日本経済が急成長していた時代を知りません。何もしないでいたら停滞しかないという危機感を抱いていたころに、電通グループさんに出会いました。『新しくて、良いものを作りましょう!』という姿勢に、自分たちと同じベクトルを感じました。電通グループがもつ巨大ネットワークと兼松でタッグを組んだら、新しい世界が広がると感じました。総合商社とは違う目線で我々の相談に乗ってくれる。新鮮な化学変化に期待しています。」
IIDA
「兼松さんと一緒にアイディアを考え、産み出す。そして、新しい市場を開拓する。我々をコンサルタントではなく、パートナーとして認めてくれているから新しく・面白いアイディアが創出されるし、お互いの得意・不得意を補うからこそできるチーミングの良さもあります。広告会社が得意としていることの1つに、アプローチの豊富さがあります。広告を作るときに求められる斬新な切り口と、総合商社だからある多種多様な商材を掛け合わせ、新しい手法を試し、活かせる関係性が2社のパートナーシップに活かされているのだと思います。広告会社と総合商社という日本特有の業種が混ざり合えれば唯一無二のシナジーが産み出せると信じています!」
HASHIOKA
「情報ネットワークが発達し、多彩なプレイヤーが活躍する現在、目新しい商材の発見は難しい。ましてや、新製品の開発や新たな需要が生まれることを待っていたら立ち遅れてしまうかも知れない。ならば、自分たちでアイディアを出して開発したり新たな用途や売り方を作ってしまおうという発想ですね。商社はジェネラリストと言われることが多いですが、じつは『業界内限定のジェネラリスト』。長年身を置く業界の殻を破った発想はむしろ乏しい。その点、電通さんは消費者目線にも敏感ですので、我々にはない提案が出てくるのだと思います。」
IIDA
「本日お集まりいただいた皆さんと私は、社や部署こそ違えど、新規事業創出という共通の志を持っています。そして、両社は驚くほど類似点が多い。面白いですよね…そして、今回この記事が掲載されるのは、採用サイトなんですが…(笑)皆さんは、どんな人と一緒に新規事業をやってみたいと考えていらっしゃるでしょうか?」
HASHIOKA
「就活中の方にいつも聞かれたときに、毎回答えているのは「ポジティブな人と働きたい」ということですね。例えば、ネガティブな事件が起こっても前向きに対処が出来る人は、どの部署でも好かれると思います。逆に向いてないな…と思うのは、「これは評価につながるのですか?」と物事を自ら前向きに捉えようとしないタイプかもしれませんね。」
TAKATA
「物怖じしないで意見を言ってくれる方と仕事したいですね。例えまだ経験が浅くても、新入社員の意見は貴重です。私は、間違ってもいいから発言しなさいと常に後輩に言っています。実際、『間違った発言』なんかない。自分の意見が、会議の中でどんな波を立てたのかを見て感じることも勉強ですから。」
YAMAMOTO
「僕も、後輩からの意見やボトムアップで頑張りたいという姿勢は大歓迎です。僕の仕事なら、海外に出て大豆を買い付けて製造メーカーに買ってもらった上で、『こんな商品どうですか?』と提案もできる。この醍醐味に気づくと仕事が面白くて仕方がなくなりますし、成長も早いと思います。「先輩を追い抜いてやる!」という前のめりな人と仕事がしたいですね。」

※事例紹介として記事を作成しているため、クライアント名の敬称を省略させていただいております。

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「上司」と「部下」ではなく、「仲間」として。


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