電通東日本に入社を決めた理由を教えてください
学生の頃、自身の生活が毎日充実感をもって過ごしていたこともあり、「社会人になったからこそ、こうなりたい!」という明確な指標がありませんでした。どうしようか……と悩みながら始めた就職活動で、広告業界で働く方の「自身の経験が豊かになると広告も豊かになる」という言葉と出会い、広告業界ならこのままの自分を更にアップデートしながら働くことができるのでは!?と感じ、志望するようになりました。
またその中でも、電通グループと連携を取りながら、多種多様なクライアントと仕事ができる電通東日本に魅力を感じ、入社を決めました。私が入社した時はまさにデジタル変革期だったので、「若い人の意見が聞きたい!」という意見も多く、大学生の時に流行っていたコンテンツを先輩に伝えることも仕事のひとつであり、まさに、自分の経験が活かせる職場であり、一人ひとりの裁量が大きいということを入社してすぐに実感できたのを覚えています。
現在の仕事内容について教えてください
デジタル広告の配信、プランニングが主な業務ですが、WEB動画企画の提案やブラウザゲームのコンテンツ企画、WEBサイト制作など「デジタル」と名の付くものはすべて業務対象です。デジタル・ネイティブ世代としての意見が求められる機会も多く、特に入社した当時はプロモーション動画に出てもらうYouTuberやインフルエンサーを自身の裁量でリストアップする作業などを担当し、候補の方の配信を大量にチェックしたりと、とても時間がかかる業務もありました。まだまだ未熟でしたが自分で提案し、その案を受け入れてもらえることがあると、とてもやりがいを感じられました。多種多様な要望の中には詳しくない分野もありますが、得意ジャンルの相談を受けた場合はそのままチームに入れてもらうこともあり、興味のあることを仕事にしている実感があります! 5年目以降は、新設されたデジタル・クリエーティブ部を兼務しています。デジタル広告の垣根を飛び越えて、メタバース上でのコンテンツ開発や、ビッグデータを活用した企画立案など、まさに最前線の未来を1人で開拓する毎日です。
今までで一番心に残っている仕事や、やりがいを感じたのはどんな時でしたか?
自治体の観光プロモーションで、公式SNSの投稿企画を担当したことがありました。私の仕事のモットーは「エリアを知ることが良い企画を生む」です。毎月のように現地を訪れ、クライアントの担当者だけでなく、地域の方々との交流も深めました。その結果、投稿が話題となり、国内外で広告賞をいただき、メディアへの露出も獲得。皆さんの喜ぶ姿を見せてもらったときは、本当にやってよかったと思いました。
そんな繋がりから、お世話になったりんご農家さんのりんごを送っていただいたり、当時クライアントの担当者の方と施策の事を考えながら、地元の銭湯で肩を並べてお湯につかったこともあったり……。電通東日本らしい思い出です。現地で直接ヒアリングするからこそ、様々な葛藤が生まれることもあります。葛藤の度に見えてくる課題もあり、その課題がクライアントの要望では解決しないと気がついたときに、広告会社としてどう対応するべきなのか……?これは、正解のない永遠のテーマかもしれません。
出社・リモートの割合と、仕事スタイルを教えてください
私の所属している局は出社率が比較的高いのですが、私は月に3〜4回程出社しています。後輩のトレーナーを担当していることもあり、後輩とスケジュールを合わせて出社するようにもしています。部独自での、出社推奨日があるので、部内でのコミュニケーションもとりやすいです。私の部署では、クライアントとの定例ミーティングや提案も含めて、リモートで完結することが可能です。1人で取り組める仕事だからこそ、お互いに仲間の意見を聞く機会を作ることが貴重で大切だと私は感じています。
在宅勤務では、9時半〜18時頃を稼働時間にしていますが、その日によって流動的ですね。余裕があるときは、早めに仕事を切り上げて趣味のダンスをしたり、お笑いライブを見に劇場に出かけたりすることもあります。
テレビを見る時間も増えました。最新のタレント情報や人気番組のインプットは、仕事にも役立っています。
兼務しているデジタルクリエーティブ部には、「面白かったもの」を皆で共有できるスレッドがあって、企画立案にも役立っていますね。頻繁に投稿している人は、やはり日々インプットを欠かしていないんだなと尊敬しています。
芹澤さんが思う「電通だからできること。電通じゃないからできること。」って何だと思いますか?
先日地域活性化をテーマにした、社内限定のアイディアコンペが行われました。このコンペ開催自体が、自主性を重んじる電通東日本らしいものだと私は思っているのですが、特に面白いのは、優勝者の企画実現を会社がサポートしてくれるところです。今回、幸いなことに企画を認めていただき、自分のチームが優勝を頂きました! 実際にプロジェクトが動きだしてみてわかったのは、このプロジェクトの実現には県庁の協力が不可欠だということでした。電通東日本の支社がないにところでのプロジェクトにも関わらず、社内で声をかけてみたところ多くの社員から「あの人に聞いてみるのはどう?」「この自治体の○○さんなら聞いてくれるかも」など、驚くほどたくさんの情報が集まりました。こうしたネットワークの強さは、電通本社にもない、電通東日本ならではの強みだと思っています。
電通東日本の入社を検討してくださっている方に向けてメッセージをお願いします!
「電通」という看板がありますので、さぞかし厳しい体育会系の上下関係があるのだろうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません! 社員同士仲が良いし、叱咤激励は受けますが、理不尽な叱責は受けたこともありません。社長は私をニックネームで呼びますし、役員との距離感も近い……面接で感じたアットホームな印象は、入社後も変わっていないです!